The NAMM Show 2020

Fender Custom Prestige Collection

The NAMM Show 2020

先週、カリフォルニア州アナハイム・コンベンションセンターで開催された「The NAMM Show」のフェンダーブースから、世界屈指のスキルを有するマスタービルダーたちがNAMMショーのために製作したワンオフモデル"Fender Custom Prestige Collection"をご紹介します。


The NAMM Show 2020

デニス・ガルスカがペインターのジェイ・ネルソンとコラボレートして製作された"Dennis Galuszka's The Argyle Telecaster(左)"はスパークルカラーのアーガイルが目を惹きます。ジョン・クルーズ製作の"John Cruz's Custom Griffin Themed Leather Carved and Covered 612 Doubleneck Tele(中)"は、"Griffin"をモチーフにしレザークラフトがボディトップに施された、唯一無二の作品となっています。19世紀にヨーロッパ王族の為に製作された"黄金のイースターエッグ"にインスパイアされた、ユーリ・シスコフ製作の"Yuriy Shishkov's Coronation Stratocaster(右)"は、ルビーやダイヤが散りばめられた豪華な作品となっています。彼自身「今までで一番複雑で、かつ興味をそそるプロジェクトだった」と語っています。


The NAMM Show 2020

デイル・ウィルソン製作の"Dale Wilson's Tamo Ash Esquire(左)"は、Honey Burstカラーに仕上げられたタモアッシュにインスパイアされて製作した1本です。ポール・ウォーラー製作の"Paul Waller's Carved Top Telecaster(中)"は、2つFホールと、美しいトランスペアレントカラーが魅力的です。トッド・クラウスが製作した"Todd Krause's Swagger(右)"は、日本で昨年発表されたSwingerのデザインをベースに作られています。


The NAMM Show 2020

カルロス・ロペスが製作した"Carlos Lopez's Sugar Skull Strat(左)"は、パメリナ Hによるアートワークが、ボディだけではなくネックにも施されています。ヴィンセント・ヴァン製作の"Vincent Van Tright's Atomic Bass NOS(中)"は、ハンドペインティングアーティストのサラ・ギャレンバーガーによる独創的なペイントと、Curtis Novak Bi-Sonicがオリジナリティを醸し出しています。グレッグ・フェスラーの"Greg Fessler's Boutique Telecaster(右)"は、テレキャスター誕生70周年を記念し、彼が製作した"Boutique"バージョンのテレキャスターです。


The NAMM Show 2020

ロン・ソーンがスーパーカーSALEEN 1からインスパイアされて製作した"Ron Thorn's Fender Stratocaster 1 Guitar(左)"は、ボディとフレットボードにカーボンファイバーを採用した意欲作です。細かなディテールもSALEEN 1とマッチするように作られており、カラーもSALEEN 1のCandy Apple Redと同じカラーを採用しています。"Ron Thorn's Fender Stratocaster 1 Guitar"はNAMM 2020の会場では、SALEEN 1と一緒に展示されました。カイル・マクミリン作の"Kyle McMillin's Vineyard Tele(右)"は、カリフォルニア州ラザフォードにあるワイナリー、ボーリュー・ヴィンヤードのワイン樽の木材を再生して使用しています。


この他にも、BROADCASTERの発表70周年を記念した、4種類のフィニッシュオプションを持つ限定モデルなど、ファンには堪らない製品が数多く展示されました。「The NAMM Show」におけるフェンダーブースの模様は「デジマート」で徹底レポート中。ぜひご覧になってください。

デジマート:Fender NAMM2020 レポート