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The 70th Anniversary Esquire

画期的なソリッドボディのデザインは、ローステッドパイン材のボディ、ティム・ショーが開発した特別なピックアップを採用し、クラシックとコンテンポラリーを両立しています。

The 70th Anniversary Esquire

ソリッドボディのエレキギターは、長年にわたって数多くデザインされてきましたが、ご存知の通り一番最初に登場したのは、フェンダーの"Esquire"でした。1950年に初めての大量生産可能なギターとして誕生した"Esquire"は、シングルカッタウェイのパイン材のボディ、ボルトオンで固定されたメイプルネック、リアポジションに取付けられたラップスティールのピックアップを再構築して製作されたピックアップで、その後のギターの世界を大きく変えました。

Esquireは、最初のエレキギターと言うだけではなく、その後も様々なシーンで、重要かつ不可欠なモデルであり続けています。

ジョニー・キャッシュのバックで演奏していたルーサー・パーキンスが"boom-chicka-boom"サウンドを生み出した際に使用していたギターでもあり、シド・バレットがピンク・フロイドでサイケデリックな世界へと旅立つために使用していたギターでもあるのです。ポールマッカートニーは、The Beatlesの"Helter Skelter"をEsquierで演奏し、スティーヴ・クロッパーは、オーティス・レディングの"Sittin' on the Dock of the Bay"のレコーディングでしようしました。他にもステッペンウルフの"Born to Be Wild"や、ブルース・スプリングスティーンのアルバムカヴァーにも登場します。近年アイコニックという言葉は過剰に使われ過ぎていますが、フェンダーのEsquireは、間違いなく"アイコニック"なモデルなのです。

 
 

クラシックを再構築

"One Pickup Wonder"と呼ばれたEsquierが、70周年記念モデルとして、数々のアップデートを加えて登場します。この70th Anniversary Esquireは、クラシックなルック&フィールはそのままに、サウンド面ではモダンなタッチを加えています。オリジナルモデルと同様に軽量でパワフルなサウンドを出力するローストパイン材のボディは、より改善されたロースト工程により、ボディの共振を高めています。

ボディだけではなく、ネックもニトロセルロースラッカーで塗装されており、メイプルの指板には、21本のヴィンテージトールフレットが打ち込まれています。また、ブリッジには、Three-saddle American Vintage Strings-Through-Body Teleを採用しています。

特徴的なリアピックアップ

Esquireのサウンドをもっとも特徴づけているのは、リアに設置されたシングルピックアップです。独自の配線を使用することで、ユニークで際立ったあのEsquireのトーンを生み出しているのです。70th Anniversary Esquireには、テネシー州にあるSongbirds Musiumに保管されているオリジナルの50年製Esquireにインスパイアされたティム・ショーが独自に開発したピックアップを採用しています。コントロールはマスターヴォリューム、マスタートーンと3ポジションのブレードスイッチで構成され、1ピックアップながらもトーンコントロールのオン/オフなど様々なヴァリエーションを提供しています。

伝統的で且つ時代を超越したWhite Blondeや 2-Color Sunburstに加えて、現代的なLake Placid Blue、Surf Greenの4色をラインナップした70th Anniversary Esquire。きっとこのギターを演奏することでロックンロールの歴史を感じることができるでしょう。そしてその歴史は今でも生き続けてるのです。

さらに、このギターは、伝統的で時代を超越したWhite Blonde、2 Color Sunburstと、クールで現代的なLake Plasid Blue、Surf Greenの、4つの目を引くフィニッシュから選ぶことができます。どれを選んでも、70周年記念エスクァイアは、オリジナルのシングルカッタウェイ、シングルピックアップのクラシックを称え、格別にアップグレードされたモデルです。ロックンロールはここから始まり、生き続けています。