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Scandal meets Mustang™ GT
最新ワイヤレス・テクノロジーを搭載した次世代デジタルアンプ、Mustang™ GTシリーズ。Fender TONE™アプリを使用することでその可能性はさらに広がりを見せる。今回、そのFender TONE™ アプリを介して日本人アーティスト監修によるプリセット配信が実現。INORAN（LUNA SEA）、Ken（L’Arc～en～Ciel）、山内総一郎（フジファブリック）、SCANDALにスポットを当て、プリセット作成までのプロセス、そして音作りのこだわりに迫る。第四弾ではSCANDALのHARUNAとMAMIの音作りの模様をレポートする。
フェンダーのテレキャスターをメインに、やや歪み量の多いパワフルなバッキングサウンドを作り出しているHARUNA。まずは基本となるサウンドを決めるべく、アンプタイプを試していく。シンプルな歪みを狙い「60'S British」を試すが、最終的にチョイスしたのは意外にもハイゲインな「80'S British」。さらに抜け感を加えるために、アンプの後ろにコンプレッサーを追加してミドルを調節していく。
「普段サブで使っているのに近い60'S Britishを試したんですけど、80'S Britishのサウンドが好きでしたね。すごくパワーがあって気に入りました。アンプのあとにエフェクターを追加（接続）することって普通はできないけど、それがMUSTANG™ GTならできる。そうすると独特の響きが生まれるし、音作りの幅も広がるから楽しいですね」（HARUNA）
「遊んでいたらあっという間に時間が過ぎました（笑）。チャレンジしたことのないアンプやエフェクターにも簡単に手を出せるのが嬉しいですね。意外と私にはこういうサウンドが合うのかも？とか、新しい発見があるのもMUSTANG™ GTの魅力。音楽スタジオに行っても置いてあるアンプしか試せないから、MUSTANG™ GTでいろんなアンプやエフェクターの雰囲気を知ってから実物を試すのも逆転の発想でいいと思います」（HARUNA）
ファズを用いた重厚なサウンドから、ワーミーなどを活用した独創性溢れるサウンドまで、幅広い音色でバンドサウンドに彩りを与えるMAMI。今回はベーシックなバッキングサウンドに加え、SCANDALでもお馴染みのファズを使った飛び道具的なサウンドの2パターンを作成。
ベーシックなアンプには、普段から使用しているアンプに近いという理由で、HARUNAと同じく「80'S British」を選択。ファズサウンドを狙ったプリセット1では「Big Fuzz」をアンプの前に接続して（プリFX）、いつも通りのサウンドに近づけていく。アンプのみのサウンドと、エフェクトをかけたサウンドをバイパスで切り替えながら試していき、ロー感やサステインの具合を微調整。さらにポストFXとして「'65 Spring」も追加。「'65 Spring」は1960年代中期のフェンダーアンプに搭載されていたクラシックなリバーブだ。
プリセット2は、ベーシックなバッキングサウンド。アンプはやはり「80'S British」だが、ゲインを抑えつつボリュームを上げて、トレブルとベースを抑えてミドルを持ち上げている。ポストFXとして接続したのはリバーブの「'63 Spring」。これは1960年代初期のフェンダーアンプに搭載されていたリバーブだ。
「ベーシックなサウンドを作りつつ、ファズを使った飛び道具的なサウンドも作りました。ファンの中には飛び道具的なサウンドをコピーしてくれる人も多いんですけど、機材をたくさん買わないといけないし手も出しづらいじゃないですか。だから、プリセットとしてダウンロードできたら嬉しいかなと思って作成しました。
アンプはやっぱり80'S British。パワフルですね！ 好きな音です。細かいところだとキャビネットやゲート、バイアスも変えられるから覚えたら何でもできますね。めっちゃいつもと近い音になりました（笑）。基本的にはアンプを決めて、エフェクターの接続をプリ（アンプ前）かポスト（アンプ後）で試して、各レベルのかかり具合を調整していきました。加減が難しいけど面白い！」
「機能もそうだしサウンドもそうだけど、何でもできるとはまさにこのこと！ しかもコンパクトで値段もお手頃だからすごくびっくりしました。いろんなことができるから可能性がめっちゃ広がりますね。これだけの機材を集めるのって大変だし、マルチエフェクターを使ってもここまでいい音は出ないから、MUSTANG™ GTを最初に手にしたら他のアンプを触れなさそう（笑）。ぜひ楽器屋さんに行って試してもらいたいです」（MAMI）
HARUNA Cool Distortion プリセット概要（HARUNA）
アンプは「80'S British」に設定し、ポストFXとしてコンプレッサーの「Simple Comp」を接続。ツマミの詳細は「80'S British」がGain 9.9／Volume 8.3／Treble 7.0／Middle 4.6／Bass 7.8／Presence 5.5。「Simple Comp」はLow。
› Fender TONE™：HARUNA Cool Distortion
MAMI Leeeeeeeead Special プリセット概要（MAMI）
アンプは「80'S British」に設定し、プリFXとしてファズの「Big Fuzz」を、ポストFXとしてリバーブの「'65 Spring」を接続。ツマミの詳細は「80'S British」がGain 4.3／Volume 5.7／Treble 6.8／Middle 6.1／Bass 7.4／Presence 5.5。「Big Fuzz」はLevel 6.2／Tone 6.6／Gain 3.2。「'65 Spring」はWet Level 1.6／Decay 5.9／Dwell 3.6／Diffuse 10.0／Tone 5.5。
› Fender TONE™：MAMI Leeeeeeeead Special
MAMI MAIN BACKING プリセット概要（MAMI）
アンプは「80'S British」に設定し、ポストFXとしてリバーブの「'63 Spring」を接続。ツマミの詳細は「80'S British」がGain 2.5／Volume 6.1／Treble 5.7／Middle 7.7／Bass 6.0／Presence 5.5。「'63 Spring」はLevel 4.7／Decay 5.9／Dwell 5.5／Diffuse 5.5／Tone 3.9。
› Fender TONE™：MAMI MAIN BACKING
Fender TONE™アプリ経由でダウンロードする方法
スマホからFender TONE™アプリを立ち上げ、「Browse→ARTIST」のリスト画面から「My Favorite Things」を選んで「ADD」をクリックするか左上の検索アイコンをタップして「My favorite」で検索し、「My Favorite Things」を「ADD」するとコネクトしているアンプにプリセットが追加されます。（※ ダウンロードするにはアンプのファームウェアアップデートでバージョンが最新になっている必要があります。)
› スマホを経由せずアンプ本体から直接ダウンロードする方法はこちら
› アンプ本体のファームウェアアップデート方法はこちら
Mustang™ GT
フェンダーが提案する次世代アンプのスタンダード「Mustang™ GT」。Mustang™アンプシリーズとしては第3世代となるMustang™ GTには、世界を驚かせる最新鋭のモデリングテクノロジーが詰まっており、「’59 BASSMAN」や「’62 TWIN REVERB」など往年のヴィンテージ・アンプサウンドを21種類、高品位エフェクトを47種類内蔵している。最大のイノベーションは、世界で初めてWi-Fiを搭載している点だ。これにより、PCに接続しなくてもMustang™ GT単体でファームウェアのアップデートや、アーティストや世界中のユーザーが作成したプリセットを簡単にアンプに追加することができる。さらに、無償提供のスマホアプリFender TONE™をダウンロードすることで、スマートフォン側でプリセットマネージメント、エフェクトエディット、セットリスト作成に加え、プレイヤーやクリエイターたちが集うコミュニティに直接アクセスが可能だ。
SCANDAL
2006年、大阪にて結成。メンバーはHARUNA（Vo, Gt）、MAMI（Gt, Vo）、TOMOMI（Ba, Vo）、RINA（Dr, Vo）。2008年、シングル「DOLL」でデビュー。翌年にリリースされた「少女S」でレコード大賞新人賞を受賞。2012年、異例の早さで日本武道館公演を達成。2013年には夢であった大阪城ホール公演を5分で即完させる。2015年、世界9カ国41公演を廻る単独ワールドツアーを大盛況に収め、初の東名阪アリーナツアーでは4万人を動員。2016年8月に結成10周年を迎え、結成地である大阪にて1万人を動員した野外コンサートを開催。2017年、ベストアルバム『SCANDAL』をリリース。10月に「SCANDAL TOUR 2017 "SCANDALの対バンツアー"」を開催する。
› SCANDAL：https://www.scandal-4.com
